Locanda(新)

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香川へ旅行した話

おはこんばんにちは!やなです。
9月末ごろ、突発で香川県へ旅行してきました。
下書きのまま随分置いといてしまった。この後金沢旅行編と青森旅行編がある…かもしれない。
お目当ては菊池寛記念館。以下レポ。





行くまで

9月は台風の時期なので基本的に旅行の予定は入れないのですが、
しばらく様子見していたら台風が来なさそうだったこと、珍しく土日が全く何もないお休みだったので(普段週6で働いているので土日空くことは稀)、じゃあどこか行こうかなあと考えていました。
交通費のかからない近郊、出来れば温泉旅館、文豪にゆかりのある場所であることが条件で、最初は箱根を考えていました。(この時点で出発予定の5日前くらい)

そんなこんなで美容院に行ったときに席で地図を色々調べていたら、「どこか行くんですか?」と話しかけられ、話しているうちにANAの『トクたびマイル』とやらのサービスがあるということを教わりました。
これが、旅行日の直前になると安いマイルで予約できるというサービスらしいです。知らなかった。
https://www.ana.co.jp/ja/jp/promotion/amc/wa_t/

推しの死んだ土地アメリカへ行くため貯めていたマイルを、コロナや物価諸々で余らせていたので、
せっかくだから使いたく、選択肢のうちに「高松」があったので、急遽菊池寛記念館へ飛ぶことにしました。
(本当は九州や山口も選択肢にあり、白秋記念館や中也記念館もあったけど空港からのアクセス優先で高松にした)
今後もこのサービスは定期的に覗いて、急にどこかへ行きたくなったら使おうと思います。教えてくれた美容師さんありがとう。

旅程は、金曜夜に退勤、そのまま空港からフライト、高松市に泊まって、
土曜に高松市内をうろうろ、次の日は琴平へ行って夕方の飛行機で帰る、という感じでした。

宿

やっぱり直前の予約となると選択肢がない!それは仕方がない。
でも検討していた箱根よりはよほど安かった。
アクセスを優先して駅近郊の安ホテルにしたんだけども、さすがに今回結構安かろう悪かろうでちょっと辛かった。特に防音、水回り。
足を伸ばして温泉宿にすればよかったかなあと少し思いました。(アクセス優先でビジホにしがち)


片隅にあった机。と今回のお土産(芥川の落書きが入ってる寛の原稿クリアファイル)

行った場所

菊池寛記念館

今回のメイン!高松市の図書館の3階にあるのでアクセスはまあまあ良い。(記念館は大抵作家の実家付近にあるので、地方だとアクセスが終わっている記念館が多い)


写真撮影OKな展示が多かった。


カンニキの作品は戯曲も多いので、戯曲のジオラマコーナーとか映像とかあって楽しめました。
文士劇で「父帰る」の父役を久米がやってた写真がウケた。


一番のお気に入りは、3階でまず出迎えてくれたきくちかん新聞。可愛い

私も小学生の頃、地元出身の童謡作詞家の歌を市民コンサート的なところで歌ったことがあるので、
地元民は皆、多かれ少なかれゆかりの作家や研究者等に触れているのかなあと思いました。


あと、その中にある関連図書の閲覧コーナーに、
実家で幼いころに読んだはずなのに探しても見当たらなかった「蜘蛛の糸」の絵本があったのウケた。
この絵本の地獄の様子やカンダタの顔がとても怖くて、ずっと記憶に残っていた。懐かしかった。



菊池寛通りにある「父帰る」の銅像


菊池寛銅像(同じ公園でハンドメイドマーケットやってた)



ハンドメイドマーケットの動物ふれあいコーナー(有料)にいたフクロウ


栗林公園

りつりんこうえんと読む。


広い庭園。外国の観光客が沢山いた。日本旅行で四国たぁ乙なチョイスですね…
気候がほどよく軽装で済むので歩きやすかった。


園内に茶屋があったので縁側の近くでお茶を飲んだよ。
すごくピシっと着物着ている店員さんの前で、着物でめっちゃ足開いて靴を履いちゃったりして(そうすると着崩れる)ウケた。
足元もサンダルだしラフな鞄を下げていたのでそんなもんだね。


最後に出口近くの別の茶屋で休んだら、着物のレンタルもやってたみたいで店員さんに着物を褒められて嬉しかったです。




金刀比羅宮

ことひらじんぐうと読む。山は金毘羅山(こんぴらさん)って言う。

ずっと昔に香川へ行ったのはフルートコンベンションの時で、観光のためではなかったのもあって周ったのは高松駅周辺だけで、
当時一緒に滞在していた大人に「私たちは帰りに金刀比羅神宮に行くわよ!行かない?」と誘われ断ったのをずっと覚えており、
念願を叶えて来ました。

高松からありえんほど揺れる電車で1時間、山の中腹までの階段を登った先にあり、気候も景色も最高。


道の中腹に、大きな神社と展望スペースと休憩所(資生堂のパーラーやら何やら)があり、
人の流れはそこで一度終わるのですが、そこからさらに山道(舗装はされている)が続き、
知らないままとにかく登って、気付いたらそこまで登りきっていました。


ここにたどり着く時は本当にもうだめだ諦めるか、と一瞬迷いました。


まさかあんなに登ることになるとは思わず、
空港までの時間制限がある中で登るのはめちゃめちゃきつかったです。
でもそこからの景色は思い出。

あと、ゆっくり出来ない中で急いで買ったこんぴらプリンとこんぴらバウム、めちゃ美味しかった。
食べるヒマが無かったので、人のあまり乗っていない電車の隅っこでプリン食べてたらいつの間にかちびっこにガン見されていました。慌てて仕舞った。ごめんよ。

食べたもの

名物の骨付きどり、あとうどんを二回たべました。

骨付き鶏は信じられんくらいめっっっちゃ美味しかったです・・・・・二か月たっても鮮明に思い出せるあの味 あの食感
もう一度食べたい

うどんは有名な地元のお店に一応行き、てんぷらがめちゃ美味しかったです。
てんぷらの印象の方が強い……生まれも育ちも関東なので出汁はあの薄味が物足りない

着物だった(1日だけ)

秋用の着物を買ったのに9月中旬まで夏日続きでキレてた。
一人旅にてようやっと、おろしたくておろしたくてうずうずしていた着物を着られました!!


詳しくはインスタにも書きましたが、着たのは1日だけだったけど、2回くらい褒められて嬉しかったです。

旅行先での着物はこれからも続けたい。


気候の良い中で旅行するのはとっても楽しいし、
しこしこ貯めているANAマイルやらを活かして、これからも引き続き全国の文学館を少しずつ周りたいなって思います!!!!!!
終わり。